「秘密 トップ・シークレット」ネタバレ感想
「秘密 トップ・シークレット」
1巻のネタバレ
映画化決定! 2016年夏公開!
第57代大統領ジョン・B・リード。
正義感に満ち溢れ、誰からも尊敬されるジョン。
ホワイトハウスで行われた誕生会。
そこで美しい愛娘デボラから、マシューを紹介されます。
いつも愛想のいいジョンが、なぜかマシューには不愛想。
その事を気に掛けるデボラ。
それから2か月後、ジョンは自殺か他殺かわからない死を遂げる。
読唇術のアナリストであるケビンに、警察から捜査依頼が。
脳の映像から唇の動きで状況を把握し、事件は解明されていきます。
ジョンがマシューを愛していたという事実。
誤解による殺人。
そして、世間は法医研究を知ることになるのです。
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2060年、白泉宮様と粧子様のご婚礼が執り行われた日、
全国で9件、少年たちの自殺が相次ぐ。
異常事態に動き出した法医第九研究室。
この第九は、個人のプライバシーや倫理問題に問われてた。
第九の室長、薪剛は、一見高校生のような幼い容姿ながら、美しく聡明な室長です。
そんな彼は、去年28人も殺した殺人犯の脳を見た人間で唯一精神が壊れず、自殺もせず生き残った人間でした。
犯人の貝沼は留置所で自殺。
貝沼の脳内映像がどんなものだったのかは、今では薪しか知らない。
薪の部下として働くこととなった青木。
この部署は勤まらないから辞めろと薪に言われます。
麻薬漬けになった犯人、殺人鬼、強姦犯
そういう人間たちの狂った脳を見るには、
真っすぐすぎる性格だと思ったのでした。
異常な人間の脳内は、常識ある人間には理解できない。
その異常さを理解しようとすれば狂ってしまう。
精神の正常と異常の狭間で、苦しむ部署でもあったのです。
連続自殺少年たちの脳から、全員が貝沼に催眠術をかけられていたことがわかります。
それを知った薪は気を失った。
薪は3年前に万引きをした貝沼を見逃していました。
薪は貝沼がその後連続殺人犯となったことを、自分が見逃したからだと自分を責めていたのでした。
貝沼の脳を見た同僚の鈴木は不慮の死を遂げ、
鈴木の脳から貝沼が薪を愛していたことがわかったのでした。
死んだ鈴木への思い、自分の中の葛藤に苦しむ薪と第九のメンバー。
死んだ人間の見たものが映像化され、他人から見られる。
日常の生活から誰にも言えない秘密まで全てが他人の目にさらされてしまう。
それはとても恐ろしいことで、倫理問題、プライバシー問題。
反感をもつ人間は大多数ではないでしょうか。
それを仕事としてやり続ける第九。
仲間がどんどん精神異常となり自殺していく中、
感情を殺すことによって精神維持を保つメンバーたちの姿がありました。
死者の脳に取りつかれ、死の世界へと引きずり込まれる仲間を見てメンバーたちはどう乗り越えてきたのか。
普では勤まらない第九で、新人の青木がどう成長していくのか。
これからが楽しみです。
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