久世さんちのお嫁さん ネタバレ
久世さんちのお嫁さん
紅緒(べにお)18歳と民俗学教授の久世七史(くぜななふみ)27歳は
9歳差の夫婦。
紅緒は古風な性格の女性です。
紅緒は家の「祟り」で外出することができません。
家から一歩出れば天気は快晴からゲリラ豪雨。
無理に出ようとすると看板が落ちたり、トラックが突っ込んできたり。
この家の祟りから紅緒を解放するため、そしてずっと一緒にいるため、
愛と民俗学の力で二人は祟りに立ち向かうのです!
始めはのんびり、ほんわかと話が進んで行きます。
ずっとこの感じの夫婦の日常が描かれるんだろうと思っていました。
しかし途中から「祟り」を解明するために七史が奮闘し出すと
ハラハラドキドキへと変わっていきます
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「家で紅緒が見たのは白い足。」
家から出なければ安全だと思っていたのに、
紅緒の命が危険にさらされることになってしまいます。
「ともだちっていったのに・・・ねぇすみれ」
物語の後半、前半のほんわかからは想像ができない
ホラーな世界観。意外すぎて怖かったです。
久世家のような昔造りの家に住んでいたら、
間違いなく夜眠れないでしょう....。
「自分の命を犠牲にしてでも守りたいっていう
最上級の身勝手を選んだんだよ、久世教授は」
って、この二人の夫婦愛はすごいですね。
七史が祟りの謎を解いたことで崩壊した家。
そして家の下敷きになった七史は、半年間意識不明....。
「あなたが隣にいないなら、全部ぼやけて何も見えないの」
病院で眠っている七史を見つめる紅緒の姿は泣けてきました。
終的に七史は目を覚まし、祟りから解放された
紅緒と一緒に二人はようやく新婚旅行へ。
物語はハッピーエンドに。
意外な展開を見せてくれたこの作品は良い意味で裏切られました!
タイトルで損しているのでは?
もっと話題になってもいいのではないかと思います。
ワクワクドキドキ、ゾクっとするので、
立ち読みだけで判断せずに続きを読んでほしい!
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